更新日2021年7月1日

かつお出汁を使った和風スパイスカレーの作り方



こんにちはあやパパです🍛今回は、オリジナルの「玉ねぎ弱火調理法 」×「かつお出汁 」のコラボに挑戦してみました。

自分の想像では、この組み合わせは絶対美味しい。そして、味わいのイメージは「あー、しみじみ美味しい 」カレー。

そんな、日本人で良かったと思える、和風スパイスカレー を作っていきたいと思います!

 

 



旨味の相乗効果

かつお節には、旨味成分の「イノシン酸」が豊富に含まれています。料理の科学として、このイノシン酸と、昆布や野菜などに含まれる「グルタミン酸」を組み合わせて調理すると、「旨味の相乗効果」が起こります。

という事で、本日のスパイスカレーには、この組み合わせの要素を盛り込んでいます。

 

イノシン酸

かつお節 / 鶏肉

グルタミン酸

昆布 / 大根 / 玉ねぎ / トマト / にんにく / 生姜

 

 

美味しいかつお出汁の取り方

グルタミン酸を多く含む昆布を、水出し しておきます。昆布は火にかけると、エグミが出てしまうので、火をつけて、沸騰する前に取り出します。

・・・と、完全な和食だと、これがセオリーなのですが、今回はスパイスカレーです。

エグミより旨味を優先したい ので、取り出さずに、厚削りタイプのかつお節と一緒に、15分程煮出しました!

 

かつお節は必ず、「厚削り 」タイプを使用して下さいね。花かつおと比べて、味の出方 が全然違います。

スパイスカレーと合わせるには、濃厚なかつお出汁 を取る必要があるのです。

ちなみに今回は、最後の残りカスを使用した為、割と粉々状態となっております😅

 

香り豊かで、濃厚なかつお出汁が取れました!

 

 

キーマンとなるスパイス

今回チョイスした、キーマンとなるスパイスは、「マスタードシード 」です。理由としては、大根&チキンの香りとの相性が良いからです。

今までは、テンパリングしてパチパチさせないと、香りが移らないと信じていましたが、玉ねぎ弱火調理法で、90分煮出せば香りが移る と信じ、試みてみました。

 

 

大根とチキンの和風スパイスカレーの作り方

それでは、作り方を紹介していきます。玉ねぎ弱火調理法は、8割放置で美味しく仕上がる おすすめ手法です!

 

まずは、具材の主役である大根。皮を剥いて、割と大きめにカット します。

 

カットできたら、新玉ねぎ・にんにく生姜のみじん切りと、合わせておきます。新玉ねぎには、事前にたっぷりのヒマラヤ岩塩 をまぶしておいてください。

 

スタータースパイスに火をかけて、温まってきたら、これらの具をすべて合わせて下さい。

そしたら蓋をして、90分間「弱火」 で火にかけていきます。この時間は、ほぼ放置 で良いので、夕飯の支度をしたり、読書をしたりして、時間を有効活用 してください。

 

50分くらい経過すると、新玉ねぎの水分が抜けて、全体が煮出される状態 になります。大根と、マスタードシードの香りも広がって、とても良い香りです。

底が焦げないように、時々混ぜて下さい。

 

90分経過すると、こんな感じです。玉ねぎは、木べらで潰れる状態になっています。

 

そしたら、ホールトマトを投入します。火加減は中火くらいにします。

 

全体が馴染んできたら、鶏肉を投入して、軽く火入れします。

鶏肉の下処理としては、必ず皮を剥いで余計な脂を取り除き 、たっぷりのヒマラヤ岩塩 をまぶしておいて下さい。

臭みが取れた鶏肉 は、淡白でとても美味しいのです。

 

ある程度、鶏肉に火が通ったら、パウダースパイスを投入します。

 

2分程、弱火でじっくり温めて、香りを引き出してください。

 

そしたら、煮込み鍋に移して、かつお出汁を投入します。

 

煮込み時間の目安としては、約20分です。

 

最後に、ヒマラヤ岩塩で塩味調整 をしたら完成です。食欲をそそる香りが、家中に広がります♪

 

 

レシピ

[約3皿分]

🍛ベース

鶏もも肉 1枚 / 大根1/3本 / 新玉ねぎ 1個 / ホールトマト 100g / にんにく 1カケ / 生姜 多め /かつお出汁 300ml

 

🍛スタータースパイス

米油 大さじ4 / マスタードシード 小さじ1 / クミンシード 小さじ1 / カルダモン 6個 / 赤唐辛子 1本 

 

🍛パウダースパイス

コリアンダー 大さじ1と1/2 / ターメリック 小さじ1 / チリ 小さじ1

 

 

味わい

食べる前から、香りが美味しい です!

マスタードシードの香りが、チキン&大根の香りと合わさって、「香りの相乗効果 」が起こった感じです。

あー、しみじみ美味しい !!

目標通りの味わいを、表現できたと思います✨

 

 

盛り付けのポイント

台所に置いてあった、芸術的な形の人参を見て、カレーに盛り付けようと考えました。

人参といんげんは、ごま油 で炒めて、軽く塩をふりました。また、人参を油で炒める事により、βカロテンの吸収率がUP します。

 

ポイントは、焦げ目をつける 事です。この焦げ目が、見た目の印象を大きく左右します!

ごま油を使った事により、和風スパイスカレーとの一体感 が美味しかったです。

 

ライスに関しては、白米と胚芽押麦 のMIXです。食物繊維も豊富 で、スパイスカレーにも合うので、個人的におすすめです。

さらに!

仕上げにオートミールごま をトッピングすれば、栄養・見た目・風味がUP します!是非、お試しくださいね😊



 

 

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