更新日:2021年6月9日
スパイスカレーの煮込み時間について
こんにちはあやパパです🍛本日はスパイスカレーの煮込みについて、考察していきたいと思います。スパイスカレー作りを始めた当初、参考にしていた情報は「スパイスカレーは煮込まない」 。この情報にとらわれて、玉ねぎをがっつり炒め脱水させて、煮込み20分で完成という作り方をしていました。
しかし!!研究を重ねた結果、それはあくまで「数ある手法の1つ」 にすぎませんでした。
煮込み時間について
煮込み時間の判断は、主に「玉ねぎの炒め具合」や「使う具」次第だと考えています。カレー作りで大切な事は「これをしなければ美味しくならない」のではなく「どの工程で美味しさを出すか」 という事です。煮込み時間の違いによる特徴を、まとめてみたので参考にしてみてください。
長時間煮込み(90分以上)
オリジナル調理法の「香りカレー」方式では、玉ねぎ炒めず弱火で2時間煮込みます。長時間煮込みの最大の特徴としては、ホールスパイスの香りを引き出せる事 。この「香りの余韻の長さ」 は、煮込まないとなかなか生まれません。
あとは、玉ねぎを炒めなくても煮込まれて美味しくなります。そうすると、炒めない分スパイスのフレッシュ感がダイレクトに感じる事ができます。
短時間煮込み(20〜30分程度)
短時間煮込みのメリットは、パウダースパイスのスパイシーさ(荒々しさ)を感じれる事があげられます。その反面、ホールスパイスのパワーはあまり感じられません。
あとは、玉ねぎの火入れ工程 で、旨味を作らないと美味しくなりません。方法としては、玉ねぎをがっつり炒めて旨味を凝縮していくか・・・、オリジナル調理法の「玉ねぎ弱火調理法」みたいに、90分煮出して旨味を引き出すか・・・。いずれにせよ、火入れ工程での工夫が必要です。
煮込み不要
ほぼ煮込む事なく、美味しくスパイスカレーを作る事もできます。このカレーは「タンドリー牡蠣レモン」 という大ヒット作です(自称)。牡蠣のプリプリ感を活かすために、ヨーグルトとスパイスで事前に漬け込み、煮込みはほぼしないという工程を考えました。
YouTube「あやパパCURRY」で紹介しているので参考にしてみてください(チャンネル登録もお願いします✨)
煮込まない時の裏技
玉ねぎも炒めたくないし、煮込みも短時間で済ませたい!そんな、めんどくさがり屋さんの方におすすめなのが「玉ねぎのレンチン」 です。塩をまぶして、800wで4分くらい温めるとちょうど良くなります。これにより、炒め作業をしなくても、短時間煮込みで「玉ねぎの甘味とやわらか食感」 を生み出せます。
煮込みの火加減
煮込み時間は、火加減で仕上がりが大きく変わってきます。強火で煮込むメリットと、弱火で煮込むメリットをまとめました。
強火効果
水分をガンガン飛ばせるので、短時間でルーにトロミがつき完成させる事ができます。味わいはどことなく荒々しさを感じます。お腹が空きすぎて、すぐにカレーを食べたい時 は、こういう手法も良いのではないでしょうか。
弱火効果
さらさら状態から煮込み始めた場合は、完成状態になるまで時間がかかりますが、強火で仕上げるより、香りのパワー が違います。オリジナル調理法は「弱火効果」を活用して、香りを引き出しています。
以上が、煮込みの考察となります。結論的には、煮込み時間には正解はないという事です。
「どの工程で美味しさを出すか」
この事を頭に入れて、美味しいスパイスカレー作りに挑戦してみてください😊

