更新日:2021年6月7日

パウダースパイスの総量による味わいの比較実験

こんにちはあやパパです🍛本日は、パウダースパイスの総量よる、味わいの変化を検証していきます。

よく「パウダースパイスはどのくらい入れれば良いかわからない」という声を聞きます。

その答えは、水分量に対して何%入れるか という事を頭に入れると、だんだん整理されていきます。

その結果、自分好みの適正量が見えてくるのです!

 

 



パウダースパイスの総量について

オリジナル調理法の、玉ねぎ炒めず弱火で2時間煮込む「香りカレー」方式の場合、投入する水分量に対して2%のパウダースパイス(総量) を入れています。

水500mlだったら・・・500×0.02=小さじ10といった感じです。入れたいパウダースパイスの合計を小さじ10になるように配合すれば良いだけです。

 

配合の考え方

では、小さじ10をどのように考えていくかというと、まずはチリやターメリックなど、入れすぎると苦くなったり辛すぎたりしちゃうパウダーから決めていきます

香りが強烈だったりする、カルダモンやクローブのパウダーを使用する時も同じ考えで配合を考えます。

そして、残りをコリアンダーとクミンで分配する と失敗しないレシピが完成するという訳です。

 

配合の考え方

❶チリ・・・小さじ1

❷ターメリック・・・小さじ1

❸ブラックペッパー・・・小さじ1

ここまでで小さじ3なので残り小さじ7をコリアンダーとクミンで分配 する

 

❹クミン・・・小さじ3

❺コリアンダー・・・小さじ4

 

こんな感じで組み立てていくとどんなスパイスを使っても失敗しません!

 

 

パウダースパイス総量比較の実験内容

では、ここからが実験の内容となります。

水分量500mlに対して、Aはいつも通り、水分量に対して2%で作って、Bは2.8%で比較。

なぜ2.8%かというと、少し前に作ったカレーが2.8%で試してみて美味しかったからです。

 

A.2%の配合の場合[総量小さじ10]

✔︎コリアンダー 小さじ4

✔︎クミン 小さじ3

✔︎ターメリック 小さじ1

✔︎チリ 小さじ1

✔︎ブラックペッパー 小さじ1

 

B.2.8%の配合の場合[総量小さじ14]

✔︎コリアンダー 小さじ6

✔︎クミン 小さじ4.5

✔︎ターメリック 小さじ1.5

✔︎チリ 小さじ1

✔︎ブラックペッパー 小さじ1

 

 

味わいの結果

左:Aの2%  右:Bの2.8%

Aの2%の方が、口にいれた瞬間に牛すじの甘味とホールスパイスの香りを豊かに感じました!

Bの2.8%も濃厚で美味しいのですが、ちょっとしつこい印象を持ちました。

こうやって比較して食べてみると結構違いがわかります。

 

結果から感じた考察

この結果から一つ言えることは、あくまで牛すじで2時間煮込んだ場合 というのが前提となります。

これがチキンカレーだったら、Bの2.8%の方が美味しい気もします。牛すじの脂と旨味に対しては、2%の方が程よいという考えになります。

又、煮込み時間の違いでもスパイスの味わいは大きく変化してきます。

 

以上が実験レポートとなります。

個人的にスパイスカレーが上達するポイントは、作ったレシピのメモと検証だと思っています。

何回も失敗と成功を重ねて、理想のMYスパイスカレーと出会ってくださいね😊



 

 

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