更新日:2021年6月3日

玉ねぎ炒めないオリジナル調理法「香りカレー」

こんにちはあやパパです🍛オリジナル調理法の「香りカレー」は、玉ねぎを炒めず2時間弱火で煮込む というスタイルです。

玉ねぎを炒めた、雑味や焦げを排除して、その分弱火でじっくり長時間煮込み、ホールスパイスの香りの余韻 を引き出します。

今回は、そんな香りカレーについて考察していきます。

 

 

 

玉ねぎを炒める王道

スパイスカレー作りでよく耳にする情報が、「玉ねぎをしっかり炒める=脱水させる」のが重要という事。

自分も作り始めた当初は、その情報を元に、がっつり玉ねぎを炒めていました。心の底から、炒めないと美味しくならない と思っていました。

 

玉ねぎを炒めるメリットとデメリット

もちろん、炒めるメリットはあります。そして、デメリットもあります。

自分が、表現したい味わいのスパイスカレーは、デメリットの要素を排除 したいという事です。

 

 

炒めるメリット

✔︎コクと旨味UP

✔︎ルーにとろみがつきやすい

✔︎カレーらしい色味と香り

 

炒めるデメリット

✔︎玉ねぎ匂がスパイスを上回る

✔︎ホールスパイス焦げる

✔︎雑味が生まれる

 

 

玉ねぎを炒めないメリットとデメリット

では逆に、炒めないと、どのような効果があるのか。こちらも、メリットとデメリットがあります。

自分が、表現したい味わいのカレーは、炒めないメリット が重要だというだけです。

 

炒めないメリット

✔︎スパイスのフレッシュな香りを楽しめる

✔︎作るのが楽

 

炒めないデメリット

✔︎コクが生まれない

✔︎ルーにとろみがつかない

 

 

「弱火」&「長時間煮込み」効果

しかし、炒めないデメリットも解消 しないと、美味しいカレーにはなりません。それを補う為に、「弱火 」で「2時間煮込む 」という工程になる訳です。

強火で煮込めば、もっと短時間で煮込まれると思いますが、「弱火」による香りのパワーが驚くほど違います!

これが「香りカレー」と呼ばれる由縁です。(自分で言ってるだけ)

 

90分以上煮込む理由

理想は120分。作る量と、火力によっては90分でも大丈夫です。

仕上がりのポイントは、玉ねぎの溶け具合。炒めていない分、煮込んでじっくり溶かす事が大事です。

煮込みが浅いと、シャバシャバな完成具合になるので、ご注意を。最初の90分は蓋をして 、残りの30分は外して、トロミ調整 をする感じです。

 

 

香りカレーに向いているカレー

この、長時間煮込みスタイルのカレーは、向き不向きがあります。向いているカレーは・・・

🍛豚・牛豚キーマ系

🍛豚バラ系

🍛牛すじ系

 

ご覧の通り、煮込めば煮込むほど、美味しくなる肉系カレーです。肉の脂もじっくりルーに溶け込むので、甘味のある、奥深い味わいのカレーが完成します。

 

逆に不向きなのは・・・

🍛チキン系

🍛魚介系

 

煮込みすぎると、パサパサしちゃう具のカレーです。

このようなカレーは、最近発信している、オリジナル調理法の「玉ねぎ弱火調理法 」がおすすめです!

弱火で90分間、玉ねぎとホールスパイスを煮出してから作るスタイルで、具の煮込み時間は30分程度で済みます♪

 

 

香りカレーに向いているスパイス

香りのパワーを発揮してくれるのが、ホールスパイスの、カルダモンとクローブ。

ルーに香りが移る っていうのはこう言う事か!!と、衝撃を受けたのを今でも覚えています。

長時間煮込まれると、ホール自体の刺激もなくなるので、噛んじゃっても、さほど気になりません。(個人差あります)

 

 

 

香りカレーの味わいの特徴

香りカレーの最大の特徴は、カレーを口に運んで飲み込んだ後の、鼻から抜ける香りの余韻の長さです。

この香りを知ってしまうと、余韻がないカレーは、物足りなく感じるくらいです。これも、玉ねぎを炒めないからこそ感じる、スパイス本来の香りのパワーなのです!

 

 

動画で紹介

香りカレーで作る、ちょっと変わった、フルーティーな豚バラカレーを紹介します。是非一度お試しください。

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香りカレー、是非一度お試し下さい✨

 

 

玉ねぎ弱火調理法についてはこちら 玉ねぎ弱火調理法についてはこちら