更新日:2021年6月2日
煮込まれると香りが変化するクローブについて
こんにちはあやパパです🍛
突然ですが皆さま「クローブ」はお好きですか?
中国では「丁字(ちょうじ)」とも呼ばれ漢方薬 にも使われています
個人的には大好きで、肉肉しいカレーを作る時は必ず入れています
あとは体の調子が上がらない時もクローブを効かせたカレーが食べたくなります
クローブの偏見
ただこのクローブ・・・
煮込みが浅い状態で噛んでしまうと「カルダモン爆弾」レベルの刺激が体に走ります
なので、一度噛んでしまい嫌いになってしまった方もいるはず
自分も最初はその刺激にげんなりしていました😅
クローブの特徴
ネットでクローブの事を調べてみると「甘い香り」と書いてありました
正直最初は「する??」って感じでした
どう考えても薬のような匂いだよなぁ・・・と
クローブの効能
✔︎「芳香性健胃薬」
→バニラのような甘く強い香りが胃を刺激して働きを活性化
✔︎[歯痛の緩和]
→抗菌作用や麻酔作用もある
✔︎[血行促進効果]
→血行を促進する効果がある
と、まぁ漢方薬として使われているくらいなので体に良い事は間違いなさそうですね
煮込みによる香りの変化
さぁここからが本題です!
クローブはかなり刺激の強さを持っていますが、長時間煮込むとものすごく香りの変化を感じます
その味わいと香りの感じ方の違いをまとめてみました
煮込み時間30分程度
香り:薬のような香り
ルーの味わい:口に入ると薬っぽく感じる
噛むと:舌がピリピリする
煮込み時間90分以上
香り:ほんのり甘い香り(香りの余韻が長い)
ルーの味わい:さわやかさと甘味を感じる
噛むと:平気
この変化から思うのは長時間(90分以上)煮込むと
クローブ自体から刺激が抜けてルーに甘い香りとして移るのだと感じます
長時間煮込まれたクローブを見てみるとクタクタになっていて噛んでも気になりません!
クローブを活かしたスパイスカレー
長時間煮込んでクローブの甘みを活かして作る「牛豚キーマ」をご紹介します
クローブは肉の臭み消し効果もあるので肉肉しいカレーにピッタリなんです
思い切ってクローブをたくさん入れてみてください!
ものすごく本格的な香りのスパイスカレーに化けますよ
クローブと合わせて大好きなカルダモンもよく一緒に入れるのですが
カルダモンも長時間煮込むと香りの奥深さが増します
この香りの方程式 を是非お試しください😊
もちろん玉ねぎはがっつり炒めないで、ストレートにスパイス本来の香りを感じて欲しいです
クローブ効かせた牛豚キーマレシピ
[約3皿分]
🍛ベース
牛豚ひき肉 350g
玉ねぎ 1個
ホールトマト 100g
にんにく1カケ・生姜(生姜たっぷり)
青唐辛子1本(なければししとう)
塩 小さじ1強
水500ml
🍛スタータースパイス
米油 大さじ2
クミンシード 小さじ1
カルダモン 7個
クローブ 12個
ベイリーフ 1枚
🍛パウダースパイス
コリアンダー 大さじ2
クミン 大さじ1
ターメリック 小さじ1
チリ 小さじ1
ブラックペッパー 小さじ1/2
クローブ 小さじ1/3
レシピの特徴としては
ホールのクローブをがっつり入れ、さらに!パウダーのクローブも入れる合わせ技
パウダーは強烈なのでほんの少しにして下さい
牛豚キーマ作るポイント
オリジナル調理法の「香りカレー」 方式でお試しください

ポイントは煮込みの仕上げに気持ち火力を上げてトロミ調整をしっかり行う事です
玉ねぎ足りなかったり煮込みが足りないとシャバっと気味になるのでご注意を
作る工程はこちらの動画をご覧ください
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スパイスについて思う事
食べ物は何でも、最初に食べた印象で好き嫌いが分かれてしまいます
初めにまずいウニを食べちゃった人はウニ嫌いになる…的な。
ミョウバンを使っていない本当に美味しいウニを食べればきっとイメージが変わるはず
スパイスもまさにこれと同じだと思います
今までクローブに悪いイメージがある方も、長時間煮込んだ奥深い香りと香りの余韻を感じていただきたいです😊
それでも嫌いと感じた方は嫌いということで笑

